五月雨の降り残してや光堂
松尾芭蕉の有名な句ですが、1月23日より上野の東博(東京国立博物館)にて、特別展中尊寺金色堂が開催されているので行って来ました。
東博に来るのは2019年に特別展で、顔真卿の書を観に来て以来となります。あの時は、台北国立故宮博物院からの展示「祭姪文稿」を観に行ったのですが、1時間くらい並んだ記憶があるので、覚悟していきました。
上野に11時くらいに着き、まず腹ごしらえし、東博に向かいました。チケット窓口に混雑で10分待ちとの表示がありました。10分待ちくらいなら余裕ですね。
しかし今日は晴れているのですが、北風が強くて、ちょい寒いですが10分の我慢ですね。
予測通り約10分ほどで、館内に入れました。ここからは一部を除いて撮影禁止です。
900年ほど前に極楽浄土を再現し、敵味方なく魂を弔うために藤原清衡により建立された中尊寺金色堂。20年ほど前に、平泉に行って参拝しましたが、まさか中央須弥壇の阿弥陀如来像を間近で拝観出来るとは思いもしませんでした。阿弥陀如来坐像、勢至菩薩立像、観音菩薩立像、6地蔵立像。国宝の仏像11体、どれも素晴らしかったです。
⬇︎金色堂の模型は撮影可能でした。
前九年の役、後三年の役と12年間も合戦が続き、親族も含めて、沢山の血が流れました。その結果、奥州の地を治めることになった藤原清衡が望んだのは平和な世界。それを再現するために中尊寺が建立されたと言われています。
改めて平泉に行ってみたくなりました。
⬇︎クリックしていただけると励みになります。